宇治橋通り商店街で食べ歩き【後編】|買ったお惣菜を広げて宇治川ピクニック

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この記事は、宇治橋通り商店街をめぐる全3部構成のシリーズのうちの【後編】です。

【前編】【番外編】では実際に訪れた店舗や食べ歩きの様子をご紹介していますので、ぜひあわせてご覧くださいね!

前回のお花見体験を活かして、ゆるピクニック実践

「張り切って作るお弁当じゃなくても、商店街で買ったお惣菜で十分楽しめる」
そう気づかせてくれたのは、ちょうど1週間ほど前に訪れた宇治川さくらまつりで“ゆるお花見”でした。

その時の気づきを、今回はさっそく実践。
朝からがんばって作ることはせず、全て宇治橋通り商店街で調達したものをそのまま持ってピクニックへ。

娘の分もすべて調達品で賄いました。
持参したのは、レジャーシートとお世話グッズ、財布と飲み物だけ。
「こんなに身軽でいいの?」とさえ思うほど、気負わない春の外時間。

季節のうつろいを感じながら、今日の小さな旅はまだまだこれから。

今回は、この記事を読みながら実際に子連れでピクニック気分を楽しんでもらえるように、風景や空気感をぎゅっと詰め込みました。
ぜひ、あなたも一緒にこの道を歩くような気持ちで楽しんでくださいね。

目次

商店街を抜けて始まるピクニックコース

商店街を抜けると、ふいに視界が開けて宇治橋が現れる。
そのたもとに、静かに佇む紫式部像。
彼女が見つめているのは、かつて『源氏物語』の舞台となった宇治の風景。

ここで右に曲がり、平等院表参道を抜けた先にある「あじろぎの道」へ。

ついこの前まで桜が咲き誇っていたその道は、今ではやわらかな新緑に包まれ、風景ごと季節が衣替えしていた。

静かな川沿いを歩くたびに、心までゆっくりとほどけていく。

商店街で買ったきのこ釜飯やお魚のフライ、う巻き、パンたちを、レジャーシートに広げる。
のんびりと春風を感じながら、娘と一緒に少しずつシェア。
どれも温め直しなしで美味しく食べられて、手もほとんど汚れないから、まさにピクニックにうってつけ。

がんばらなくても、こんなふうに心が満たされる時間があるんだなと、あらためて感じたひととき。

ちょっとしたお出かけでも、娘と一緒なら学びも気づきもいっぱい。

今日で娘も私も、またひとつレベルアップです。


葉桜と静けさに包まれて春の川辺で小さな発見

週末のにぎわいが少し落ち着いた平日は、人通りもまばらで、どこかゆったりとした空気が流れていました。
同じ場所でも、季節や時間が変わるだけで、こんなにも表情が違って見えるんですね。

そんな静かな空気のなかで、思いがけない出会いもありました。

宇治川公園を歩いていると、目の前にふわりと現れたのは一羽の青鷺(アオサギ)。

娘とそっと足音を忍ばせながら近づいてみると、その姿はまるで風景の一部のように、静かに佇んでいました。

淡いグレーの羽をまとい、ゆっくりと動くその様子。
人に慣れているのか、どこか堂々としていて、まるで時が止まったような感覚。

そしてこのあと、思わずクスッと笑みがこぼれるような光景にも出会いました。

なんと青鷺が、職員さんのあとをトコトコとついて歩いていたんです。
バケツを両手に歩く背中と、そのあとをついていく凛とした姿。

言葉はないけれど、どこか通じ合っているような不思議な空気感に、娘と顔を見合わせてにっこり。

自然と人との距離がこんなにも近いなんて、宇治の魅力をまたひとつ見つけた気がしました。

にぎやかだったお祭りの日も楽しかったけれど、こうして何気ない日常の宇治川に出会える時間も、やっぱり格別だなと思いました。


1年前、この場所でお宮参りをしていた

レジャーシートの上でのんびりと過ごしていると、ふと、ある記憶がよみがえってきました。

ちょうど1年前の今ごろ
娘のお宮参りを宇治上神社で行った日のこと。

プロのカメラマンさんに案内されながら、宇治橋の上や、桜がちょうど咲いていたこの辺りで、たくさんの記念写真を撮ってもらいました。

あの頃はまだ首もすわっていなくて、初めてのお宮参りに私も緊張しながら、そっと娘を抱いていたっけ。

それが今では、シートの上を覚えたてのよちよち歩きで、パンをほおばって笑う姿に変わっていて。

「また同じ場所に娘と来た」
ただそれだけのことが、じんわりと時間の流れを感じさせてくれました。


今日という日が、また記憶になる

今回の外出は、特別な準備もなし。手作りのお弁当も持たず、気軽にふらっと出かけただけ。

でも、こうして娘と笑い合って過ごす時間があることこそ、何よりの“ごほうび”なのかもしれません。

お天気のいい平日、葉桜の木陰。
静かに川の音が流れる中で、ただ食べて、ただ笑う。

それだけのことなのに、疲れていた心にやさしい風が吹いた気がしました。

また来年も、娘と手をつないで、今度は娘の歩幅でこの道を歩けたら。

そして同じようにレジャーシートを広げて、「あのときも、ここで笑ってたね」って、思い出せたら素敵だなと。

だからこそ、今日という一日を、しっかり味わっておきたい。

そんなふうに思えた、春の午後でした。


いかがでしたでしょうか?
今回は娘との思い出をエッセイにしてみました。

※ 今回のピクニックに活用した店舗
宇治橋通り商店街の「とのや」さん(お惣菜)、「ふな栄」さん(う巻き)、「もぐもぐベーカリー」さん(抹茶パンなど)。
ベビーカーで立ち寄りやすく、親子で食べやすいおすすめ商品を選びました。
店舗の場所・商品ラインナップ・子連れポイント、営業時間やアクセス情報などの詳細は【前編】でまとめていますので、あわせてご覧くださいね!

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