思いつきで急遽決行、結果オーライ!“ゆるお花見”の始まり
「春になったら、どこかでお花見できたらいいね」
そう話してはいたものの、予定を立てる余裕もなく、気がつけば桜も満開の4月。
でも、ふと当日思い立って出かけた宇治川さくらまつりが、想像以上に心に残る1日になりました。
桜を見て、おいしい食べ物と、風に吹かれて。
特別なことは何もしていないのに、“ちゃんと季節を味わえた”という満足感がじんわり残っているんです。
1歳3ヶ月の娘と“さくらまつりを楽しむためのポイント”を、ママ視点でまとめてみました。
次回以降、行かれる方の参考になればとても嬉しいです!
準備はゆるめ、でも心は満たされたお花見日和
朝起きて、「そうだ、今日お花見に行こう」って、なんとなく決めた日でした。
本当なら、手作りのお弁当をつくって、桜の木の下で広げて…
そんな“理想のお花見像”にどこか憧れはあったけれど、
実際につくったのは、娘の小さなおにぎりだけ。
私たち大人の分は、現地に着く前に歩いた宇治橋商店街のお惣菜屋さん「とのや」で調達。
最近の屋台は昔より値上がりしている印象だけど、こちらのお店は価格も良心的で、節約にもなりました。
私たちが持って行ったもの
- おにぎり・お菓子・水筒(娘用)
- お惣菜・水筒(大人用)
- レジャーシート
- 抱っこ紐(砂利道対策)
- おむつや着替えなどのお世話セット
- 小さいおもちゃ1つ
最低限のお花見グッズと、いつものお出かけグッズをかばんに詰め込んで。
“お花見のために気合いを入れて頑張った”感覚はゼロ。
思いつきで実行したゆるさが、自然体で今の私たちにぴったりだった気がします。
荷物は最小限でOK!お花見を楽しむために役立った持ち物3選
とはいえ、現地で「これがあって本当によかった…!」と思ったものもありました。
1. 抱っこ紐 or ヒップシート(砂利道対策)
ベビーカー移動だったので、場所によっては砂利道や階段があって不安定。
歩きにくい場面や人込みでは、やはり抱っこ紐があるとすごく助かりました。
2. ベビー用おやつ(1〜2種)
おにぎりに飽きても、手づかみで安心して食べられるおやつがあるだけでご機嫌キープ。
うちはいつも食べな慣れている、ビスケットやボーロが大活躍でした。
3. 小さめおもちゃ(1つだけ)
途中で飽きた時に備えて、音の出ないミニブックをバッグに忍ばせておいて正解。
念のため音に配慮したものを準備しましたが、お花見会場は賑やかだったので、音が鳴るおもちゃでも全然大丈夫そう。
娘もシートの上で芝生や落ちた桜を拾ったり楽しかったのか、おもちゃの出番は無し(笑)
でもお花見会場まで、公共交通機関を利用する場合は、音のならないおもちゃがやっぱり安心です。
宇治川さくらまつりってこんな場所でした(2025年 第49回)
宇治川さくらまつりは、京都府宇治市の宇治公園と宇治市観光センター周辺で開催される春のイベント。
今年は4月5日(土)・6日(日)の2日間、10〜16時までの開催でした。
JR宇治駅から徒歩で約12分
京阪宇治駅から徒歩で約10分
印象に残ったポイント
- 川沿いにソメイヨシノを中心に桜並木が続いていて、歩くだけで春の風情を満喫できるロケーション
- 屋台や地元の出店が並び、抹茶スイーツやご当地グルメも充実
- お茶席やPRブースなどもあり、地域らしさも味わえる空気感
- さくらまつりの隣では宇治の歴史ある「炭山陶器まつり」も同時開催で、両方を楽しむことができる

混雑はしていましたが、中の島(さくらまつり会場)側は比較的ゆったり歩ける印象。
少々の砂利道はあるものの、ベビーカー移動でも十分可能で、休憩スポットも豊富。
赤ちゃん連れにもやさしかったです。
赤ちゃんの授乳室、おむつ交換台のある4施設
ママや赤ちゃんにとって、お出かけ場所の基準になるくらい、とても繊細で重要な事ですよね。
宇治川さくらまつりの会場周辺には、授乳室やオムツ替え台が設置されている場所がいくつかあります。
会場には残念ながら設備はありませんが、近隣のスポットを写真付きで紹介します。
- 宇治市観光センター
- 京阪宇治駅前観光案内センター
- JR宇治駅前すぐ ゆめりあうじ1階、3階げんきひろば
- キッズいわき・ぱふ2階
施設名 | おむつ交換台 | 授乳室 |
宇治市観光センター | あり (多目的トイレ内) | なし |
京阪宇治駅前観光案内センター | あり (個室) | あり (おむつ台と同室) |
JR宇治駅前すぐ ゆめりあうじ1階、3階げんきひろば | あり (個室) | あり (おむつ台と同室) |
キッズいわき・ぱふ2階 | あり (カーテン仕切り) | あり (おむつ台と同室) |
宇治市観光センター

◆ 営業時間 | 9:00 ~ 17:00
◆ 休業日 | お問い合わせください
◆ TEL | 0774-23-3334
さくらまつり会場から一番近い場所です。(徒歩で約5分)
「炭山陶器まつり」の手前にある、喜撰橋を渡り右折。
そのまま川岸を歩くと、左手に宇治市観光センターがあります。
館内に入り、案内デスクを過ぎると多目的トイレがあり、おむつ交換台が設置されています。
フリースペースがあるので、ケープ持参の場合はそこで授乳も対応できるかと思います。
京阪宇治駅前観光案内所


◆ 営業時間 | 9:00 ~ 17:00
◆ 休業日 | お問い合わせください
◆ TEL | 0774-66-7001
京阪宇治駅を出てすぐ左にあります。
子どものお世話ついでに、会場周辺の観光スポットなどの情報収集ができるので、子連れでも効率よく観光をすることができます。
JR宇治駅前すぐ ゆめりあうじ1階、3階げんきひろば


◆ 営業時間 | 【1階 観光案内所】9:00 ~ 17:00
◆ 休業日 | お問い合わせください
◆ TEL | 0774-22-8783


◆ 営業時間 | 【3階 げんきひろば】9:00 ~ 16:00 火~土曜日(祝日、年末年始を除く)
◆ 休業日 | お問い合わせください
◆ TEL | 0774-39-9309
3階の「げんきひろば」は、宇治市の子育て支援センターの場としてママや赤ちゃんの憩いの場として利用されています。
基本的には1階が使用中などであれば、3階もお貸しいただけるということで、授乳やおむつ替えのみの利用も、対応していただけるそうです。(問い合わせ済み)
キッズいわき・ぱふ


◆ 営業時間 | 【木金】11:00 ~ 16:00 【土日祝】10:30 ~ 17:00
◆ 休業日 | お問い合わせください
◆ TEL | 0774-21-2792
おもちゃ屋さんの2階にあります。
以前娘と入店した際に、「どうぞごゆっくり休憩してくださいね。」と優しい一言をもらいました。
3階にもカウンターがあり、スタッフの方がいてます。
私が利用中のときは他のお客さんにひと言伝えてくれたのでカーテンでも比較的安心出来ました。
※2階へは階段です。
玄関にベビーカー置き場があり、靴を脱いで入店します。
心に残った“ママとしての春の気づき”
元々は行事の度に「ちゃんと準備しなきゃ」とか「完璧にやらなきゃ」と頑張らないといけない。
そう思っていましたが、今回をきっかけに、それは思い込みだったような気がしました。
この日は気合いを入れず、家族で“気軽に春を感じる”ことを優先してみた。
そしたらそれが、想像以上に心に残る一日になりました。
帰り道、子どもはベビーカーの中で眠っていて、夫と私は「また来年も来たいね」とぽつり。
準備も頑張らなくていい。
レジャー施設じゃなくてもいい。
家族で歩いて笑って、季節を感じたら、それだけで大成功なお花見でした。