1歳の誕生日はクリスマスイブ!家族の絆を深めた思い出の1日

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12月24日。
ちょうど1年前のこの日、午前1時21分。
2916gのひとつの小さな命が、この世界に誕生した。

お腹にしがみついてくれた

思えば9月の終わり。
突然の腹痛に襲われ、気づけば救急車の中。

「胎盤早期剥離の疑いがあります。すぐに手術の準備を」

と告げられたあの瞬間、 パニックになり頭が真っ白の中、絶叫に近い叫びが手術室に響き渡る。

「絶対に何かの間違いだからもっとちゃんと診て!!!」

1000gにも満たない娘。
この子は無事に生まれてこられるのだろうか――

結果は切迫早産だった。
緊急帝王切開は免れた。
全身が尋常じゃないほど震えていたが、状況が理解できるにつれて、次第にフッと力が抜けていったのが分かった。

その後は不安の中での入院生活。
絶対安静。

長く感じた日々の先に、ようやく会えた。

産声が響いた瞬間、

「ああ、やっと会えたね」

そう思ったら、涙が止まらなかった。
あの日、初めて腕に抱いた小さな温もり。
あの感触は、今でもはっきり覚えてる。

あれから1年。
娘は今日、1歳の誕生日を迎えた。


特別な日を、特別な場所で

お祝いの場所に選んだのは、 お食い初めのときに訪れた懐石料亭。
「1年前と同じ場所で、今度は一緒にお祝いしたいね」 そんな思いで、娘のために特別なお膳を用意してもらった。

懐石料亭で1歳の娘のご飯
娘用にこちらと茶碗蒸しも

小さなおててで茶碗蒸しをすくい、 口いっぱいにほおばる娘。
「おいしいね」と言わんばかりの満面の笑み。

その笑顔を見ているだけで、 胸がいっぱいになった。

1歳の儀式、一升餅

一升餅を背負う娘
這いながら一生懸命に進む

ファミリアのリュックに詰めた一升餅。
1.8kgもの重さに、娘はバランスを崩しながらも、 泣かずにゆっくりとハイハイを続ける。

「すごいね、頑張ってるね」

夫と顔を見合わせ、そっと微笑んだ。
この子ならきっと、 どんな困難も乗り越えていける強い子になるね。

そう確信した瞬間だった。


未来を占う選び取り、りん娘が選んだのは…?

選び取りでハイハイする娘
選び取り

並べられたアイテム。
それぞれに意味が込められている。

電卓、はさみ、ノート、キッチントング、手芸糸、木琴バチ。
そして、金のベビーリング。

「さあ、どれを選ぶ?」

娘の小さな指が、迷うことなく伸びた先。
それは、金のベビーリング。

それはね、ママが1歳のときに、 今はもう会えなくなってしまったママのパパが買ってくれたもの。

まさか娘がこれを選ぶなんて。

「お父さん、そばで見てくれてるんだね」

そう思ったら、涙がこぼれた。
娘をそっと抱きしめながら、 小さなリングを大切に握りしめた。

選び取りはベビーリングを選択
ベビーリングを選ぶ

おばあちゃんと、ひ孫の時間

82歳のおばあちゃん。
病気を乗り越え、 「りん娘のために」と駆けつけてくれた。

「ひ孫のお祝いに呼んでもらえるなんて… 長生きしてよかったわぁ」

そう微笑むおばあちゃん。

「もっともっと、りん娘の成長を見てほしいな」

この時間が、ずっと続けばいい。 心から、そう願った。


ありがとう、これからも

家族みんなで撮った集合写真。

そこには、りん娘のおかげで大切な人たちの笑顔があふれていた。

「また来年も、こうしてお祝いできますように。」

小さな手をぎゅっと握る。

生まれてきてくれて、ありがとう。
私のもとに来てくれて、ありがとう。

来年のクリスマスイブも、 再来年のクリスマスイブも、
これから先ずっとずっと、りん娘と一緒に温かい時間を過ごせますように。

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